こんにちは。
「totomeのパチンコ記録」へお越しいただきありがとうございます。
前回の第50話では、フィーバーファンタジーⅢでの好調から一転、気まぐれに訪れたD店で愛機ミラクルフォースSPと向き合った記録をお届けしました。
釘の厳しさに苦しみながらも、好きだからこそ打ち続けてしまう専業ならではの葛藤と、11月末のリアルな日常を振り返りました。
今回は、泣いても笑っても今年も残り1ヶ月となった師走の始まり。
愛機ミラクルフォースSPでの憂さ晴らしを経て、再びP店へと舞い戻り、予期せぬお宝台と対峙することになった12月上旬の記録です。
12月1日(木)師走の訪れと断ち切れぬ愛機への未練
11ヶ月目の不思議な生存
12月1日の木曜日。
今日から師走です。
今年の2月1日から、「20万円プロジェクト」などと自分で自分を縛り、半ば無謀な試みとして始めた専業パチンコ生活。
スタート時は良くても、2ヶ月か3ヶ月で終わる、下手すれば2月中に終わってもおかしくないと思っていました。
それなのに、11ヶ月が経過した今も、私はこうしてホールの前に立っています。
なぜ生き残れているのか、なぜ終わらないのか、自分でもまったく分からないまま、不思議な感覚で今日を迎えていました。
目を閉じてこの11ヶ月を思い返すと、「苦しかった」という言葉しか出てきません。
本物のプロというのは、毎日のように優良台を探し当て、もっと楽に、楽しく日々を過ごしているのでしょうか。
自分だけが、こんなにも苦しい綱渡りのパチンコを強いられているのでしょうか。そんな弱気なことが頭をよぎる今日この頃でした。
ルールを破ってまでの苦闘
朝から向かったのは、ミラクルフォースSPが設置されているD店です。
狙いはもちろん一択です。
いつも通り、釘が大きく開いていないことは分かっています。
だが、私の足を向けさせるだけの魅力が、この機種にはありました。
見た目はどれも同じように見えたので、358番台に腰を下ろします。
回りはというと、千円あたり25回転~26回転ほど。
もう少し伸びてくれることを願って打ち続けていると、投資1,500円の27回転目で、見事大当りを引き、モーニング無制限の札もセットで頂くことができました。
しかし、その後がいただけません。
9回大当りを引くも、617回転、802回転と深いハマりを連発。
仕上げに672回転まで回しても当たらず、夕方6時半頃、撤退を余儀なくされました。
大当り9回。
3連チャンが1回、2連チャンが1回。回転数は2,630回転。大当り確率は294分の1。
マイナス2万4,000円という厳しい結果となり、またしても投資上限1万円ルールを破る形となってしまいました。
少し余裕があるからといっても、回らないと分かっている台に熱くなり、自ら設けた規律をあっさりと破ってしまう。
愛機への未練と言えば聞こえはいいですが、実際のところはプロとしての冷静さを欠いたただの失策です。
頭では理解しているつもりでも、いざハンドルを握ると情に流されてしまう自分の弱さを、改めて突きつけられた思いでした。
12月2日(金)〜12月4日(日)P店のお宝「120番台」と噛み合わない3日間
P店での再始動、予期せぬお宝台との出会い
翌12月2日の金曜日。P店のフィーバーファンタジーⅢ、120番台との勝負が、ここから始まることになります。
ミラクルフォースSPへの割り切りも済んだので、今日からP店で、今年の最終月の勝負を本格的に始動します。
この日はP店の新装開店3日目でもあり、それもあって早めにD店のミラクルフォースSPを打ちたいと思ったのかもしれません。
いつものルーティンでP店の駐車場に到着し、カセットテープを聴きながら時間調整をします。
入口に並んでいる列が動き出したのを確認してから車を降り、入店。
朝はいつもの感じです。
私のメーン機種でもあったフィーバークィーンⅡのシマは、完全に出さない雰囲気に満ち溢れています。
もしかしたらそろそろ撤去されるのかもしれません。
そう考えながらフィーバーファンタジーⅢのシマを見てみると、120番台のヘソ(命釘)が見違えるほど良くなっています。
即座に台をキープしました。
右側の釘調整が良さそうに見えたので右打ちを試してみると、千円あたり35回転という、
ファンタジーⅢとしてはとんでもない回転率を保ってくれています。
これは文句なしに『閉店打ち切り』決定です。
優秀な回りと噛み合わない展開
打ち進めている内に、あることに気がつきました。
スルーチャッカーの通りがすこぶる悪いのです。
確変機でスルーチャッカーを潰されると、確変中に持ち玉が減ってしまい、かなり厳しい展開になります。
出玉が増えることは期待しないまでも、減るようであれば諦めなければならないかもしれません。
しかし、この段階でのこの回りは、止める理由にはなりません。
打ち進めていくと回りは安定していますが、今日は大当りが渋く、モーニング無制限も引けませんでした。
まずは、当りよりも久々の超一級品の回りに浸ることとしましょう。
夜9時の時点で昨日のマイナス分は賄えたので、キリの良いところでホールを後にしました。
大当り13回。確変が4回。回転数は3,100回転。大当り確率は238分の1でした。
確信の据え置きと現金投資の苦行
翌12月3日の土曜日。P店のフィーバーファンタジーⅢ、120番台の据え置きを期待して、朝から入店します。
120番台の釘調整を即座に確認すると、変化は認められません。
見事な据え置きです。
2日連続で打ってみることにしました。
やはり、右打ちにて35回転は回ってくれています。
今日もこれと心中だと心に決めます。
今日も朝から当りが重いです。
優秀な回りを楽しみながら打ってはいますが、朝1時間以内に当たらず、モーニング無制限も引けず。
当たるペースは昨日より良いのですが、まったく無制限の図柄で当たってくれません。
結局、夜10時頃まで打ち切ったのですが、無制限図柄で一度も当たることなく、朝から最後まで現金投資を繰り返させられた、非常に苦しい1日となりました。
明日もこの状態が残りそうな、そんな予感がしていました。
3日連続の勝負、遠い無制限札と深いハマり
翌12月4日の日曜日。日曜日は普段であれば、混雑を避けてあまり行きたいとは思わない曜日です。
だが、昨日の120番台の状況が、今日も残っているような気がしてなりません。
確認のためにホールへ出向いてみました。
やはり、思った通り120番台は据え置き状態になっています。
これで3日連続の勝負となります。
回りのほうは変わらず優秀なので、安心の特急券を掴んだようなものです。
先月のマグレで凌いだ3日間の再来を期待している自分がいます。
今回は本物のお宝台なので、なんとかこの優秀な調整の内に一回は吹いて欲しいものです。
しかし、希望とは裏腹に、今日も無制限図柄に見放されています。
やっとの思いで無制限札を引き当てたのは、実に8回目の大当りの時でした。
現金投資がかさみ過ぎており、これから回収に入りますが、閉店までに間に合うでしょうか。
その後も、どうしてもハマり方向に持っていかれる展開。
後半に1,018回転という深いハマりを喰らって、夜の10時に諦めることにしました。
さすがに明日、4日目までの据え置きはないだろうと読み、仕込み(明日の据え置きを見込んで出ないと思っても、閉店まで打ち切って帰る行為)はせずに帰宅します。
大当り11回。確変が1回。回転数は3,630回転。大当り確率は330分の1。
マイナス1万4,000円。
3日連続で不甲斐ない結果に終わってしまいました。
11月の出来すぎた3日間が、いかに幸運だったかを立証する形になったことは、皮肉なものです。
【レトロあるある:右打ちで化けるヘソ(命釘)とスルーの重要性】
◆ 打ち方一つで回転率が一変する、当時の盤面と釘調整の個性
フィーバーファンタジーⅢのように、通常の打ち方ではなく右打ちを選択することで千円あたり35回転という破格の回りを叩き出す台が存在しました。
ヘソ(命釘)単体だけでなく、盤面全体の釘配列と玉の軌道を見極めることで「隠れたお宝台」を発掘できる、当時のパチンコならではの面白さでした。
◆ 回りは優秀でも「スルーチャッカー絞り」で削られる持ち玉の恐怖
どれほどヘソ(命釘)が開いて回りが優秀であっても、ホール側がスルーチャッカーを絞っていると、確変中や時短中に玉が削られてジワジワと出玉を失うことになります。
回りの良さに喜びつつも、こうした出玉関係の渋さに頭を悩ませるのも、当時の専業が常に直面していた現場の実状でした。
【この日の実戦から学んだプロの金言】
◆ 「回る台」を掴んでも展開に恵まれない日があることを理解し、淡々と向き合う
千円35回転という超一級品のお宝台であっても、1日単位ではたかだか13時間、回せる回数も3,000回転から4,500回転程度が限界です。
どれだけ優秀な台を長時間粘ったところで、この試行回数では初当りの重さや無制限札の引き次第で収支がマイナスに振れることは普通に起こり得ます。
短期的な結果に一喜一憂せず、目の前の優れた回転率を信じて淡々と回し続ける粘り強さこそが、確率の波を乗り越える唯一の道です。
◆ 持ち玉比率を左右するローカルルールや無制限札の重要性を再認識する
どれほど回る優秀台であっても、無制限札が引けずに単発ばかりで現金投資を強いられる展開は、立ち回りとして精神的にも大きな負担となります。
優秀台の回転率に甘えることなく、ホールごとの無制限ルールの条件や展開の重みを常に把握した上で稼働することが重要です。
12月上旬の総括:お宝台「120番台」との苦闘と師走の洗礼
今回振り返ってみると、師走の始まりから、甘い考えによるルール違反をしてしまったり、超一級品の回りを掴みながらも展開に恵まれず焦りを募らせたりと、自分の未熟さが浮き彫りになった3日間でした。
フィーバーファンタジーⅢの120番台は、千円あたり35回転という、文句なしの本物のお宝台でした。
しかし、無制限札を引けずに現金投資を強いられる苦しさは、どれだけ優秀な台に座れていても、精神的な余裕をあっという間に奪っていきます。
どれだけ優秀な台を掴んでも、確率のいたずらに翻弄される。
ジグマスタイルの本質は、そうした厳しさも含めて、諦めずに釘と向き合い続けることにあるのかもしれません。
不甲斐ない結果に終わった3日間。
明日こそは、明日こそは…と、希望を繋ぐことしかできなかった、師走の始まりの記録でした。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
次回、【第52話】120番台との決着と朝一1回転目の衝撃!ファンタジーⅢと向き合った12月上旬の記録(1994年12月上旬)では、3日連続で優秀な回りに恵まれながらも、思うような結果が出なかった120番台との、その後の展開を振り返ります。
予想を超えたホール側の動きや、人生で初めて体験した朝一1回転目での大当りの衝撃など、明日への生活を繋ぐための地道な日常をお届けします。
どうぞお楽しみに!


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