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「totomeのパチンコ記録」へお越しいただきありがとうございます。
前回の第45話では、自分の甘えから打てるレベルにない台をズルズルと追いかけてしまい、不毛な現金投資に沈む中、月末最終日に意地をかけた激闘の記録をお届けしました。
猛省と共に幕を開けた11月上旬、釘を見落とす失態や、一筋縄ではいかない台の挙動に翻弄されながらも、必死にホールへと立ち向かう自分のスタイルの記録です。
11月2日(水)〜11月5日(土)激しい回りムラと先入観による最大の見落とし
見た目では確信が持てない台の挙動
11月1日の火曜日は私用で稼働を休み、翌2日の水曜日、朝一番からホームグラウンドであるP店へと入店しました。
フィーバークィーンⅡのシマへ向かうと、並んでいる台の調整はどれもいつもと同じように見えました。
少しヘソ(命釘)が広いようにも感じられましたが、確信を持てないまま、微妙な見た目の373番台から試してみることにしました。
打ち出してみると、千円あたりの回転率は30回転弱といったところで、お世辞にも良い調整とは言えません。
無駄な投資を抑えるためにも慎重に打ち進めると、投資1万円以内で幸先よく初当りを引き、無制限の札も獲得できました。
問題はここからでした。この台は非常に回りムラが激しく、最初のドル箱1箱分でなんと360回転も回ってくれました。
ところが、次の1箱では270回転しか回らず、まるで帳尻を合わせるかのように牙をむいてきたのです。
こうした挙動を見せる台が一番性質が悪い。午後3時まで粘ったものの、これ以上追う意味はないと判断し、実戦を終了しました。
紙一重の戦いと自分の目への過信
4日の金曜日、前日の祝日を私用で休んだ私は、再び朝からP店のシマに立っていました。
台を吟味すると、382番台の釘調整が気持ち開いているように見えました。
打ち出してみると、見立て通り千円あたり30回転はありそうな手応えで回ってくれます。
「このまま安定してくれれば、今日はこの台で決まりだ」と心の中で呟きました。
最初の当りは269回転で訪れ、無事に無制限札も手に入れました。
しかし、その後は402回転、479回転とダブルで中ハマリが続き、持ち玉を伸ばせず現金の追加投入を余儀なくされる苦しい展開となりました。
それでも諦めずに閉店間際まで粘り倒したところ、後半にまとまった出玉を獲得することができました。
どちらに転んでもおかしくない紙一重の戦いでした。
翌5日の土曜日、私はまたしても朝からP店へ向かい、前日に好感触だった382番台を再び触ってみることにしました。回りの手応えは29回転前後。
もう少しあるように見えたため現金を18,000円まで投資しましたが、それ以上に回りが上がる気配はありませんでした。
大当りを2回引いたところで、これ以上の続行を断念し席を立ちました。
目の前にある優秀な台を素通りした大失態
移動先を探すため、クィーンⅡのシマをもう一度最初からマジマジと見直したその瞬間、私は自分の目を疑いました。
何と、一昨日に打った373番台のヘソ(命釘)が、明らかに大きく開いているではないですか。「お前の目はフシ穴か」と、自分自身を激しく罵りたくなりました。
完全に見落としていたのです。
慌てて台を確保して打ち出すと、期待に応えるように千円あたり34回転~35回転という、久々の素晴らしい回りを肌で感じることができました。
運良く初当りが無制限図柄となってくれたため、今日は閉店まで打ち切り、久々に気持ちの良い上質なパチンコを味わえると確信して打ち進めました。
大きなハマりに怯えることもなくドル箱は順調に積み上がっていきます。
後半に951回転という深いハマりに遭遇したものの、ベースの回りが高いため、何一つ焦ることなく乗り越えることができました。
閉店までその優秀な回りが落ちることはありませんでした。
しかし、どれだけ出玉を得られても心の底から喜ぶことはできませんでした。
最大のミスは、最初の段階で「開いているはずがない」という先入観に囚われ、優秀な台を長い時間見落としてしまったことです。
この瞬間のために毎日必死にホールへ通い詰め、釘を見極めているというのに、自分の技量不足を大いに反省し、不甲斐なさに対峙する1日となりました。
11月7日(月)〜11月8日(火)元の状態に戻された釘と悪夢のダブル4桁ハマり
元の状態に戻された釘と厳しい現実
6日の日曜日を休みに充て、7日の月曜日、朝一番からP店のシマへと滑り込みました。
土曜日に驚異的な回りを見せたあの373番台に期待を寄せていましたが、釘を確認すると無情にも元の厳しい状態に戻されていました。
以前にも土曜日の1日だけ大きく開けられた経験がありましたが、今回もそのパターンだったようです。
落胆しつつも、試し打ちとして507番台を選んでみました。
「30回転は回ってほしい」という願いを込めて打ち始めましたが、現実は甘くなく、千円あたり28回転から29回転という厳しい調整でした。
しかし、自分の目で見極めた釘の状態を信じて続行すると、立ち上がりに素晴らしいスタートダッシュを決めてくれました。
あっという間にドル箱は4箱まで積み上がります。
だが、ここからフィーバークィーンⅡの恐ろしさを思い知らされることになります。
810回転、続いて552回転という、深いダブルのハマりが立て続けに襲いかかってきたのです。
持ち玉を大きく減らされ、これ以上の続行は無理だと判断し、夜の8時にホールを後にしました。
勝利を確信した後に訪れた底なしの蟻地獄
翌8日の火曜日、今日こそはと朝一番からP店へ向かいました。
シマを見渡しても大きな開きは見当たりませんでしたが、380番台が千円あたり30回転前後はありそうに見えました。
実際に打ち出してみると、見立て通り30回転のペースを維持して回ってくれます。
少ない投資金額で初当りを引き寄せ、同時に無制限の札も獲得するという理想的な形を作ることができました。
中盤まではその勢いが続き、気がつけば目の前には7箱のドル箱が積み上がっていました。
誰もが勝利を確信する流れでした。
しかし、そんな甘い考えを嘲笑うかのように、クィーンⅡの底なしの蟻地獄へとどっぷり引きずり込まれることになります。
まずは1,002回転という、悪夢の4桁ハマりを引き寄せてしまいました。
これだけでも精神的なダメージは大きかったですが、本当の地獄はここからでした。
間髪入れずに今度はなんと1,326回転という、2連続の4桁大ハマりに見舞われたのです。
この時ばかりは、流失していく出玉を前にさすがに涙目になりました。
あれほどあったドル箱は、そのほとんどが嘘のように溶けてなくなってしまいました。
閉店まで必死に打ち続け、なんとか前日のマイナス分程度を確保して連敗だけは免れましたが、本来なら得られたはずの良好な結果を取り損ねたという、ひどく疲れ果てた体と心で帰路につきました。
翌日に据え置きを狙えるほどの優秀なポテンシャルを持った台でもないため、これも確率の範疇だと自分に言い聞かせるのが精一杯でした。
【レトロあるある:先入観による素通りと底なしの連続4桁ハマり】
◆ 先入観が邪魔をして「開き台」の存在を完全に見落とすミス
毎日ホールに通って釘をチェックしているはずなのに、「この台が開くわけがない」という決めつけや固定観念があると、目の前に大きく開いたお宝台があっても景色と同化して素通りしてしまう失態。
後から気づいて打ち直し、圧倒的な回りの良さを実感した瞬間ほど、目の前にある台の変化に気づけず、自分の見落としに落胆する瞬間はありません。
◆ 絶頂の7箱積みからの「悪夢の2連続4桁ハマり」という悲劇
朝から順調に当たりを重ね、足元に7箱のドル箱を積み上げて勝利を確信した直後に襲いかかる底なしの確率の偏り。
1,002回転ハマりの直後に、間髪入れず1,326回転ハマりというダブル4桁大ハマりに見舞われ、積み上げた箱が吸い込まれるように溶けていく恐怖は、デジパチの持つ本当の牙を思い知らされる体験です。
【この日の実戦から学んだプロの金言】
◆ 「どうせ開いていない」という先入観を捨て、毎朝フレッシュな目で全台を観察する
どれだけ通い詰めたホールであっても、釘の確認において「いつも通りだろう」という思い込みは厳禁です。
固定観念を完全に排除し、1台1台の釘の変化をフラットな視点で見極めることこそが、ホール側が仕掛けた千載一遇のチャンスを見逃さないプロの条件となります。
◆ 一時的な持ち玉や箱数に浮かれず、確率の大きな下ブレに備えた冷静な立ち回りを維持する
ドル箱が7箱積み上がろうと、確率の偏りによってはあっあっという間に持ち玉が呑み込まれる局面が存在します。よく言うように**『プロは結果を求めて打っていないのだ』。
大切なのは目の前の出玉に浮かれず、「いつ深いハマりが来ても耐えられる高い回転率の台を打っているか」、そして『全て丸のまれしたとしても納得出来る台を打っているか』**という冷静な裏付けを持ち続けることです。
確かな回りの根拠があってこそ、どれだけ深いハマりに直面してもブレずに腹を括って打ち切ることができます。
11月上旬の総括:自分の不甲斐なさと確率の怖さを噛みしめた稼働
11月の上旬を振り返ると、自分の先入観が招いた失態と、パチンコの持つ確率の恐ろしさを改めて痛感する期間となりました。
土曜日に体験した373番台の開きを見落としてしまったことは、自分のスタイルを貫く上での反省点です。
毎日ホールに通い、釘を観察しているのは、そうしたチャンスを掴むためです。
それなのに「開いていないだろう」という固定観念のせいで、目の前にある優秀な台を素通りしてしまったことは、自分の姿勢の甘さを物語っていました。
そして、火曜日に喰らった1,002回転と1,326回転という悪夢のような連続4桁ハマり。
どれだけ回る台を確保し、一時的に7箱ものドル箱を積んで楽勝ムードが漂っていても、一瞬にしてすべてを飲み尽くす怖さが、パチンコには常に潜んでいました。
回らない台を打たざるを得ない日々のジレンマ、そして自分の不甲斐なさと対峙しながらも、ホールへと足を運ぶ。
そんな厳しさを改めて思い知らされた激闘の記録でした。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
次回、【第47話】目の前に現れた過去最高41回転の衝撃と、回りに酔いしれた歓喜の2日間(1994年11月中旬)では、前話での見落としという大反省を糧に釘へ挑み、人生でわずか2回目となる「千円あたり40回転オーバー」という優秀なお宝台を掴み取った記録を振り返ります。
回るのに当たらない初日のもどかしさとホール側へのボヤき、そして翌日の据え置き狙いで執念のリベンジを果たし、文字通り「上質な回りに満たされた」至福の2日間のドラマをお届けします。
どうぞお楽しみに!


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